2020年4月7日緊急事態宣言が発出されました。第16期事業年度は、時を同じくスタートしました。
コロナ禍という言葉が、政治・経済・社会・教育・生活などあらゆる面に現れ、感染症の恐ろしさに、いまなお人々の心・行動が呪縛されています。ようやくワクチンが手に入り始めましたが、新型コロナウイルス感染症の終息への軌道を描き切ることができていません。
第16期はこのような経営環境の中で事業活動を真摯に、丁寧に進めてきました。当期末には売上高が創業以来最多の成果を収めることが見込まれています。
困難な環境にあっても厳しくも暖かい御指導・御支援をしていただきましたお客様・関係者の方々に改めて感謝と御礼を申し上げます。また、職務を粉骨砕身、真摯に奮励した従業員を自慢したいと思っています。

2021年4月1日第17期事業年度をスタートさせます。
当社は、「ヒトと医療をつないで健康な社会を創る」ことをミッションに事業活動を⾏っています。その活動は、医療に関わる様々な職種と患者（利⽤者）を紡ぎ、医療と利用者との関係を一層⾝近なものとするとともに、滑らかにつないでいくことを目標にしています。
医療と利用者の要望・要求に合わせ、応えていくというサービス視点の医療事業の創造が強く求められるようになってきました。特に新型コロナウイルスの蔓延は、このことを喫緊の課題に加えるべきだと促されました。このような認識のもとに 事業セグメントの再構築を一番目の政策に掲げました。
３つの事業セグメントを「D to Pメディカルプラットフォーム事業」1本に統合することにしました。
事業セグメントをシームレストランズアクションなものにするためです。医療業界と利用者を包摂した観点からのサービスの創造を加速させる。重点指標の設定を行う。経営管理を一層強靭にする。これらのことを着実に実行することにより収益性向上および企業価値の更なる向上を目指します。
二番目は人材の採用と育成こそが戦略の成果を左右する土台である。
医療と人の要望・要求に合わせ、応えていくためには、基礎となる知識・知恵・洞察力・行動力などが必須のものとなります。また、人材育成に投資された時間・金額などが企業の競争力の評価指標として採り上げられることを意識しなければなりません。必要な、挑戦的な体系的プランを示し、実行してゆきます。
三番目は、お客様とのコミュニケーションを充実させるとともに、お客様が自分のお客様とのコミュニケーションを図るお手伝いを積極的に行います。
私達の事業は、医療業界の方々、それに関連する方々の御支援・御指導があって初めて継続できます。コロナ禍の中にあって今まで以上にこのことを実感しています。
引き続き御支援・御指導をお願いします。